気象庁は２２日、 日本列島の 南側を通過する「南岸低気圧」 の 影響で、 ２３日明け方にかけて東日本や東北地方で大雪になる恐れがあると発表した。 関東甲信地方の 降雪は２２日夜にかけてがピークとなり、 東京２３区でも積雪の 可能性がある。 気象庁は路面凍結や交通の 乱れなどに警戒を呼びかけている。
気象庁は２２日、日本列島の南側を通過する「南岸低気圧」の影響で、２３日明け方にかけて東日本や東北地方で大雪になる恐れがあると発表した。関東甲信地方の降雪は２２日夜にかけてがピークとなり、東京２３区でも積雪の可能性がある。気象庁は路面凍結や交通の乱れなどに警戒を呼びかけている。
同庁によると、２２日は前線を伴った低気圧が日本列島の南岸を発達しながら進み、同日夜には伊豆諸島を通過するため、西日本から東北の広い範囲で雪が降る見通し。南岸低気圧の通過後は、西高東低の冬型の気圧配置が２７日ごろまで続く見通しという。
東京都心では、２２日午前から雪がちらつき始めた。夕方から夜にかけて気温は氷点下近くまで下がる見込みで、松本積主任予報官は「予想より低気圧が南を通っているため気温が下がり、雪が増える可能性がある」と話した。
交通機関への影響も出始めた。日本航空は２２日午後に羽田、成田両空港を発着する国内線の一部２４便の欠航を決め、約５０００人に影響が出る見込み。また、２２日午後から２３日にかけて、ＮＥＸＣＯ東日本は関東や東北の高速道路が通行止めになる可能性があるとしている。 ＪＲ東日本も首都圏の一部で運行本数を減らす予定としている。【金森崇之、石山絵歩、土江洋範】
