９日、 開幕するピョンチャンオリンピックを前にアメリカの ペンス副大統領と韓国の ムン・ ジェイン（文在寅）大統領が８日夜、 ソウ…
９日、開幕するピョンチャンオリンピックを前にアメリカのペンス副大統領と韓国のムン・ジェイン（文在寅）大統領が８日夜、ソウルで会談し、アメリカとしては南北の融和ムードに惑わされず、北朝鮮への圧力強化を求めたものとみられます。 日本から韓国に到着したアメリカのペンス副大統領は、９日開幕するピョンチャンオリンピックを前に８日夜、ソウルで韓国のムン・ジェイン大統領と会談しました。 会談の冒頭、ムン・ジェイン大統領は「アメリカとの緊密な協力は、北を南北対話とオリンピックの参加へと導くのに大きく寄与した」と強調しました。 そのうえで「この機会を最大限に活用して北の非核化と朝鮮半島に平和を定着させるための対話の場に導くために努力したい」と述べ、対話での解決の重要性を改めて示しました。 これに対してペンス副大統領は「北朝鮮が核・ミサイルの野望を放棄するまでアメリカは、引き続き韓国と協力して北朝鮮に最大限の圧力を加えていく」と述べ、北朝鮮への圧力強化に向けた両国の連携を呼びかけました。 会談では、ペンス副大統領が、７日行われた日本の安倍総理大臣との会談結果を踏まえ南北の融和ムードに惑わされず、北朝鮮への圧力を強化していく方針をムン・ジェイン大統領に対しても求めたものとみられます。 一方、ムン・ジェイン大統領は、韓国を訪問する北朝鮮の高位級代表団と１０日会談する予定で、ペンス副大統領に対しても、北朝鮮との接触を促したのか、注目されます。
