気象庁は25日、 噴火活動が続く宮崎・ 鹿児島県境の 霧島連山・ 新燃岳(1421メートル)で、 同日朝にごく小規模な火砕流が発生したと発表した。 昨年10月以降の 一連の 噴火で火砕流は初めて。
気象庁は25日、噴火活動が続く宮崎・鹿児島県境の霧島連山・新燃岳(1421メートル)で、同日朝にごく小規模な火砕流が発生したと発表した。昨年10月以降の一連の噴火で火砕流は初めて。
気象庁によると、新燃岳では午前7時35分に今月15日以来となる爆発的噴火が発生した。その後、8時45分にも噴火し、火砕流が火口中心から西側へ約800メートル流れ下っているのが確認された。火口から4キロ圏内に人家はない。気象庁は噴火警戒レベル3(入山規制)を維持し、火口からおおむね2キロで火砕流に、3キロで弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒するよう呼びかけている。【青木絵美】