株が一時1,000円超急落 輸入規制「日本も除外せず」:23日の 日経平均株価は、 一時、 1,000円以上値を下げるなど、 東京株式市場が全面安の 展開となった。 …
23日の日経平均株価は、一時、1,000円以上値を下げるなど、東京株式市場が全面安の展開となった。そのわけは、トランプ氏。またも、トランプ流に世界が振り回されている。 投資家は、「うわあ、下がってんな…。泣きそうだな。売り時かな」、「ちょっと、手出せなくなっちゃうよね。何をするかわからないから」などと話した。 投資家から、次々に上がる落胆の声。 23日、全面安となった東京株式市場。 日経平均株価は、一時、1,000円以上値下がりし、終値は、2万617円86銭と、およそ5カ月ぶりに2万1,000円を割り込んだ。 この株価の急落のわけは。 アメリカのトランプ大統領は、鉄鋼やアルミニウムに高い関税をかける異例の輸入制限措置を、日本時間23日午後1時すぎに発動させた。 トランプ大統領は「鉄鋼に25％、アルミニウムに10％の関税を課す。これは、長期間のものになるだろう」と述べた。 主な標的は、最大の貿易赤字を抱える中国とみられているが、この輸入制限措置については、EU(ヨーロッパ連合)やオーストラリア、カナダ、そして韓国などが当面、適用を除外される。 アメリカは、適用を除外した7つの国と地域を選んだ理由として、安全保障を挙げているが、その中に日本は入っていない。 トランプ大統領は「日本とアメリカは、とても特別な関係で結ばれているのです」と述べた。 安倍首相は「あらためて、日米が100％ともにあることを、力強く確認しました」と述べた。 これまで、トランプ大統領と強固な友好関係を築いてきたはずの安倍首相。 そのため、世耕経産相は「かなり、除外される可能性が高いのではないかというふうに考えています」と述べた。 今回の輸入制限措置からは、除外されるだろうと楽観視していた。 しかし、まさかの展開に。 世耕経産相は「日本も対象となる形で発動される今回の措置は、極めて遺憾。日本を除外すべきだということを繰り返し話してきたわけであります。引き続き、対象からの除外をアメリカに粘り強く働きかけていきたい」と述べた。 トランプ大統領の言動に振り回される日本。 そのトランプ大統領は、さらに、意味深な発言をしていた。 トランプ大統領は「安倍首相は、素晴らしい友人だ。彼のほほえみは『今まで、アメリカをこんなに利用できたなんて』という意味だが、その時代は終わりだ」と述べた。
