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エアコンに汚物シート、高さ1m檻に20年監禁

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兵庫県三田(さんだ)市に住む40歳代の 男性が20年以上、 自宅敷地内の プレハブ小屋内に設置された檻(おり)の 中で生活させられていたことがわかった。 家族が「暴れる」 などとして檻に入れていたといい、 同市が保護して福祉施設に【社会】
兵庫県 三田 ( さんだ ) 市に住む40歳代の男性が20年以上、自宅敷地内のプレハブ小屋内に設置された 檻 ( おり ) の中で生活させられていたことがわかった。
家族が「暴れる」などとして檻に入れていたといい、同市が保護して福祉施設に入所させた。男性には精神疾患があったとみられ、県警が家族から生活実態などを聞いている。
市などによると、男性は70歳代の父親、妹、弟との4人暮らし。今年1月16日、父親から相談を受けた福祉関係者が「障害のある男性が行動を制限されている」と市に通報した。
職員が同月18日に訪問し、男性が木製の檻(高さ約1メートル、幅約1・8メートル、奥行き約90センチ)の中にいるのを確認。檻は格子状で家族が作ったとみられる。プレハブ内にはエアコンが設置されていたが、檻の出入り口には南京錠があり、中に汚物用のシートが敷かれていた。
市などによると、男性が10歳代後半の頃、父親がプレハブ小屋を設置。食事の時は檻から出して母屋で食べさせ、入浴もさせていたが、家族が外出する際などは、檻に入れていた。男性は保護された後、病院で診断を受けたが、健康上の問題はないという。

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