Домой Japan Japan — in Japanese 化学兵器使用か、21人死亡 在英民間組織発表

化学兵器使用か、21人死亡 在英民間組織発表

96
0
ПОДЕЛИТЬСЯ

【カイロ篠田航一】 在英民間組織・ シリア人権観測所は8日、 内戦が続くシリアの 首都ダマスカス近郊にある反体制派の 拠点・ 東グータ地区で起きたアサド政権軍による7日の 空爆後、 子供を含む21人が呼吸困難の 症状で死亡したと明らかにした。 主に反体制派の 支配地域で負傷者の 救助にあたる民間ボランティア組織・ シリア民
【カイロ篠田航一】在英民間組織・シリア人権観測所は8日、内戦が続くシリアの首都ダマスカス近郊にある反体制派の拠点・東グータ地区で起きたアサド政権軍による7日の空爆後、子供を含む21人が呼吸困難の症状で死亡したと明らかにした。主に反体制派の支配地域で負傷者の救助にあたる民間ボランティア組織・シリア民間防衛隊「ホワイトヘルメッツ」は、化学兵器の塩素ガスが使用され、40人以上が窒息死したと主張。数百人が治療を受けているとの情報もあり、死傷者数はさらに増える恐れがある。
トランプ米大統領は8日、ツイッターで「化学兵器攻撃で女性や子供を含む多数が死亡した」と指摘し、「大きな代償を払うことになる」とアサド政権への対抗策に出る可能性を示唆。一方のアサド政権はシリア国営メディアを通じ「化学兵器を使用したのはテロリスト(反体制派)だ」と主張し、政権側による使用を否定した。
政権軍による猛攻撃を受け、東グータ地区内の町ドゥーマに最後まで立てこもっていた反体制派武装勢力「イスラム軍」は8日、同地区から48時間以内に撤退することで合意した模様だ。同地区は2011年の内戦開始以降、首都近郊に残る数少ない反体制派の拠点だったが、ロシア軍の支援を受けるアサド政権軍が今月までに95%を制圧した。
シリアでの化学兵器使用をめぐっては、北西部イドリブ県ハンシャイフンで昨年4月、猛毒の神経ガス・サリンが使用され、約90人が死亡。トランプ米政権は即座に「アサド政権による攻撃」と断定し、シリア国内の空軍基地を巡航ミサイルで攻撃した。国連と化学兵器禁止機関(OPCW)も昨年10月、アサド政権軍が実行したと結論付けたが、政権側は「でっち上げだ」と否定し、詳細な現地調査や責任追及は実施されていない。

Continue reading...