名誉毀損の 謝罪と「解任理由の 解明」 目的に ワールドカップ(W杯)ロシア大会に出場するサッカー日本代表監督を解任されたバヒド・ ハリルホジッチ氏(65)が日本サッカー協会を相手に名誉回復を求め、 今月中に東京地裁に提訴することを10日、 ハリルホジッチ氏の 代理人弁護士が明らかにした。
ワールドカップ(W杯)ロシア大会に出場するサッカー日本代表監督を解任されたバヒド・ハリルホジッチ氏(65)が日本サッカー協会を相手に名誉回復を求め、今月中に東京地裁に提訴することを10日、ハリルホジッチ氏の代理人弁護士が明らかにした。
ハリルホジッチ氏は2015年3月に監督に就任し、日本代表を6大会連続6回目のW杯出場に導いたが、日本サッカー協会の田嶋幸三会長(60)が「コミュニケーション不足」などの理由から先月7日に解任を告げた。
弁護士によるとハリルホジッチ氏は、名誉毀損(きそん)での謝罪と、裁判を通して解任理由を知ることが目的。
ハリルホジッチ氏はあいまいな理由での解任にショックを受けているといい、弁護士は「協会が解任を発表した記者会見ではハリルホジッチ氏が選手の意向を聞こうとせず、コミュニケーションを取らなかったと一般の人に受け取られる。裁判過程で解任の真相を明らかにするのも目的で、金銭のためではない」と話している。
ハリルホジッチ氏側は日本サッカー協会へ解任理由などの詳しい説明を求めていたが、10日までに動きがないことから、質問状も送った。【大島祥平】
日本サッカー協会は「ご質問いただいたような事実については日本サッカー協会として確認していませんので、現時点では回答は控えさせていただきます」としている。