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19年にも就役か 初の国産空母が試験航行

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【北京・ 河津啓介】 中国が建造している初の 国産空母が13日、 中国遼寧省大連市を出港し、 最初の 試験航海を始めた。 昨年4月に進水し、 航海に必要な装備の 設置を進めていた。 2020年の 就役とみられていたが、 中国メディアは19年に早まるとの 見方を伝えている。
【北京・河津啓介】中国が建造している初の国産空母が13日、中国遼寧省大連市を出港し、最初の試験航海を始めた。昨年4月に進水し、航海に必要な装備の設置を進めていた。2020年の就役とみられていたが、中国メディアは19年に早まるとの見方を伝えている。
中国国防省ホームページによると、新空母は同日午前7時ごろ、建造場所の大連市の岸壁を離れて沖合へ出た。試験航海は、動力設備の信頼性、安定性の検証などが目的という。
中国軍は既に、ウクライナから購入した中古空母を改装した「遼寧」を保有。2隻目となる新空母は13年に着工した。「遼寧」の設計を基本とした通常動力型で、艦載機が発艦するために前方がせり上がった「スキージャンプ式」の甲板を備える。「遼寧」に比べ搭載できる艦載機を増やす改良が施されたというが、専門家の間では、性能面で劇的な進歩はないとの見方が主流だ。
初の国産空母は13年に着工し、進水式から1年間で試験航海の段階に入った。「遼寧」と同様、スキージャンプ式の甲板が特徴的だ。遼寧の設計を基本としており、専門家の間では、性能面で劇的な進歩はないとの見方が主流だ。
12年に発足した習近平指導部は南シナ海などへの進出を強め、海洋権益の確保に力を入れている。今年4月には中央軍事委員会主席も兼ねる習国家主席が南シナ海で史上最大規模の海上軍事パレードを閲兵し、「世界一流の海軍建設」を強調していた。
国産空母の保有は1980年代からの「悲願」とされる。海洋権益の確保を支えるだけでなく、「大国」の証しとして習指導部の権威を高める狙いもありそうだ。空母の国産化は米露など限られた国々しか実現していないためだ。
中国は将来的に4隻以上の空母保有を目指している。2隻目の国産空母が上海で建造中との情報があり、最新鋭の艦載機用電磁式カタパルト(射出機)を採用する可能性もある。さらに、国有造船大手の「中国船舶重工集団」は今年2月、25年までに原子力空母の建造を目指す方針を明らかにした。空母は大がかりな整備などが求められるため、1隻を常に作戦可能にしておくには3隻以上を保有する必要があるとされる。
▽遼 寧 中国軍初の空母で2012年に就役。ウクライナの中古空母を改装
▽初の国産空母 早ければ19年に就役。「遼寧」を基本設計に13年に着工
▽2隻目の国産 上海で建造中との情報。電磁式カタパルト採用の可能性も
▽初の原子力空母 25年までの建造を計画。国有造船大手が2月に計画明かす

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