日本大学アメリカンフットボール部の 選手が重大な反則行為をした問題で、 日大の 教職員組合は、 背景に田中英壽理事長が一元統治す…
日本大学アメリカンフットボール部の選手が重大な反則行為をした問題で、日大の教職員組合は、背景に田中英壽理事長が一元統治する大学の構造的な問題があるとして、理事長の辞任を求める学内のおよそ750人分の署名を大学側に提出しました。 先月行われた日大と関西学院大学の定期戦で、日大の選手が相手選手に後ろからタックルする重大な反則行為をして全治3週間のけがを負わせました。 この問題を受け日大の教職員組合は先月、田中理事長と大塚学長の辞任、内田前監督が務めるすべての役職の解任を求める要求書を大学側に提出していました。 そして11日、新たに賛同する教員や非常勤講師など学内の752人分の署名を大学側に提出しました。 記者会見で教職員組合側は「今回の問題はアメフト部にとどまらず、田中理事長が一元統治する大学の構造的な問題が背景にある。トップダウンの体制でなく、現場の声が反映される大学を作る必要がある」と指摘しました。 そのうえで「理事長が謝罪して説明を行い、みずから辞任するのが日大再生の第一歩だ」と訴えました。日大の教職員組合は今月末までの辞任を求め、一般にも対象を広げて署名を集めることにしています。