【シンガポール時事】 １２日の 米朝首脳会談を控え、 シンガポール中心部にある高級ホテル周辺では１０日、 警察当局が警備を強化した。 ホテル前には車両の 通行を制限するチェックポイントが設置され、 銃を携えた警察官が辺りの 様子をうかがう。 報道陣も多数詰め掛ける中、 物珍しさからか家族で写真撮影をする旅行者も現れた。 シンガポール、 米朝関連商品が続々登場＝Ｔシャツやキムチバーガー シンガポール中心部の 高級ホテル「シャングリラ・ ホテル」 と「セント・ レジス」 を含む一部区域は９日から「特別行事エリア」 に指定され、 車両の
【シンガポール時事】１２日の米朝首脳会談を控え、シンガポール中心部にある高級ホテル周辺では１０日、警察当局が警備を強化した。ホテル前には車両の通行を制限するチェックポイントが設置され、銃を携えた警察官が辺りの様子をうかがう。報道陣も多数詰め掛ける中、物珍しさからか家族で写真撮影をする旅行者も現れた。
シンガポール、米朝関連商品が続々登場＝Ｔシャツやキムチバーガー
シンガポール中心部の高級ホテル「シャングリラ・ホテル」と「セント・レジス」を含む一部区域は９日から「特別行事エリア」に指定され、車両の通行を制限。セント・レジス前に設けられたチェックポイントでは、警察官が車の内部を検査し、警戒を強めている。 １０日午前には、北朝鮮国営メディアのカメラマンとみられる人物が、セント・レジス周辺の様子を撮影しようと試みたが、各国の報道陣に追いかけられ、撮影を断念する一幕もあった。 シンガポール人のタクシー運転手の男性（６４）は取材に対し、地元当局から市内に交通規制が敷かれたことを伝える知らせを受け取ったことを明かした。「政府の命令だから仕方がない。指示に従うほかない」と苦笑い。 シンガポールに１８年住み、コンサルタント会社に勤める米国人男性（６０）はホテル前の警備を眺め、「シンガポールは安全な国で、治安には特に力を入れている」と説明。米朝会談については、「トランプ米大統領は誰もやったことのないことをやろうとしている。何もしないよりは良いことだ」と期待感を示した。 一方、マレーシアから家族連れで旅行に来たという５０代の男性は、ホテルを背景に家族で記念撮影。多数の報道陣を前に少し驚いた表情を見せつつ、「どんな会談であれ、世界の平和につながるなら良いことだろう」と笑顔を浮かべた。（2018/06/10-15:54）
