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中国への新たな制裁措置 トランプ政権の対応が次の焦点に

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貿易の 討議に注目が集まったG7サミット=主要7か国首脳会議で、 トランプ大統領は、 アメリカからの 輸出品に各国がかけている高…
貿易の討議に注目が集まったG7サミット=主要7か国首脳会議で、トランプ大統領は、アメリカからの輸出品に各国がかけている高い関税のほうが問題だと主張し、アメリカの通商政策を保護主義的だとする各国の批判を退けました。今週、節目を迎える中国への新たな制裁措置について、トランプ政権がどう対応するかが次の焦点です。 カナダで開かれたG7サミットに出席したトランプ大統領は、9日の会見で、「カナダはアメリカの乳製品に非常に高い関税を課している。関税ゼロで、貿易障壁もなく補助金もない。それがあるべき姿だ」と述べ、アメリカからの輸出品にかけられている高い関税などのほうが問題だと主張して、各国の批判を退けました。 さらに、その後、ツイッターへの投稿で、G7サミットで採択された首脳宣言を認めない考えを示すなど、強硬な姿勢を崩しませんでした。 通商政策をめぐって、トランプ政権は、今週15日までに知的財産権の侵害を理由に、中国からの幅広い輸入品に高い関税を課す制裁措置の最終案を公表して、速やかに発動するとしています。 これを前に行われている米中の協議が不調に終わり、トランプ政権が中国への制裁措置に踏み切れば、報復の応酬による貿易摩擦はさらに激しくなるおそれがあるだけに、中国への対応が次の焦点です。

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