京都の 祇園祭は１６日、 前祭（さきまつり）の 山鉾（やまほこ）巡行前夜の 宵山を迎えた。 夕方から歩行者専用道路となった京都市中心部は、 祝日と重なったこともあり、 大勢の 観光客らでにぎわった。 四条通などには…
京都の祇園祭は１６日、前祭（さきまつり）の山鉾（やまほこ）巡行前夜の宵山を迎えた。夕方から歩行者専用道路となった京都市中心部は、祝日と重なったこともあり、大勢の観光客らでにぎわった。
四条通などには華麗な装飾品に彩られた山や鉾が並び、駒形ちょうちんの明かりに包まれた。「コンチキチン」の祇園囃子（ばやし）や厄よけのちまきを売る声が祭りのムードを盛り上げた。
京都府警によると、１６日午後１０時半現在の人出は、昨年より８万人少ない約２４万人。１７日の山鉾巡行は午前９時に先頭の長刀（なぎなた）鉾が四条烏丸を出発し、計２３基の山鉾が都大路を進む。
京都市では１６日、気温が３８・５度を記録。同市消防局によると、熱中症の疑いで３７人が搬送されており、注意を呼びかけている。（大村治郎）
