ジャカルタアジア大会、 日本の マラソンは男子で井上大仁選手が8大会ぶりの 金メダルを獲得し、 女子では野上恵子選手が日本選手と…
ジャカルタアジア大会、日本のマラソンは男子で井上大仁選手が8大会ぶりの金メダルを獲得し、女子では野上恵子選手が日本選手として2大会連続の銀メダルになるなど結果を出しました。日本陸上競技連盟の長距離・マラソンディレクターをつとめる河野匡コーチは「目標としていた結果で満足している。成果をあげたことは大きな経験になると思うし、東京オリンピックに結びつけてほしい」と話しました。 そのうえで好成績の要因の1つとして、東京オリンピックの選考方法として、いわば“一発選考”のレースとなるMGC=「マラソングランドチャンピオンシップ」を新設したことをあげ「東京オリンピックを目指すという明確な目標があるなかで、早速、効果が出て、日の丸をつけて戦うことの大事さを感じてくれていると思う」と話していました。 また、今大会では、真夏のレースとなる東京オリンピックを見据え、井上選手は5キロごとに水とスペシャルドリンク、そして保冷剤を1つの袋に入れて置き、取り逃さないようにワイヤーをつけるなど各選手が対策に工夫をこらしました。 河野コーチは「それぞれが工夫して試したことは、日本代表にとっても大きな財産になる。データを分析しながら形にしていきたい」と話していました。