インドネシアの 中央銀行はトルコの 通貨リラが急落した影響などが通貨ルピアの 値下がりにつながることを食い止めようと、 15日、 …
インドネシアの中央銀行はトルコの通貨リラが急落した影響などが通貨ルピアの値下がりにつながることを食い止めようと、15日、政策金利の引き上げを行いました。 インドネシアの中央銀行は15日、金融政策を決める会合を開き、政策金利を5.25％から0.25％引き上げ、5.5％とすることを決めました。 ペリー総裁は今回の利上げについて「アメリカとトルコの間で緊張が高まるなど、世界経済の不確実性が増している。このため予防的な措置をとることを決めた」と説明しています。 インドネシアではアメリカの中央銀行にあたるＦＲＢ＝連邦準備制度理事会が利上げを進めている影響で、国内で投資されていた資金が、金利が上がるアメリカに流出する動きが広がっています。 このため通貨ルピアはことしはじめに比べ、ドルに対して７％余り下落しています。 インドネシアの中央銀行は通貨安を防ぐため、ことしすでに３回、利上げをしましたが、トルコの通貨リラの急落でルピアも今週大きく変動し、放置すれば物価が上昇し、暮らしや経済に打撃になりかねないことから４回目の利上げを決めました。
