ソフトボール女子世界選手権 ○日本７－２ベネズエラ●（６日・ １次リーグＢ組） 一振りで流れを引き戻す姿は、 まさに４番だ。 日本の 山本が一回に２試合連続アーチとなる逆転３ラン。 今大会５試合目で初めて失点したが、 重苦しい雰囲気をあっという間に吹き飛ばした。
○日本７－２ベネズエラ●（６日・１次リーグＢ組）
一振りで流れを引き戻す姿は、まさに４番だ。日本の山本が一回に２試合連続アーチとなる逆転３ラン。今大会５試合目で初めて失点したが、重苦しい雰囲気をあっという間に吹き飛ばした。
一回１死一、二塁、１ストライクからの２球目に反応した。くるりと体を回転させて内角速球を巧みにさばく。「打った瞬間、入ったと思った」と山本。軽々と左中間フェンスを越える豪快な一発で試合をひっくり返した。
２０２０年東京五輪に向けて就任した宇津木監督体制では不動の４番を務める。今大会もチームトップの３本塁打。山本自身は「４番にこだわりはない」とそっけないが、主軸らしい活躍が続く。
試合中、序盤は不安定だった１８歳の先発・勝股に対し、「もっと堂々と投げなさい」と声を掛けた。「初めての世界選手権で緊張すると思うので、近くに行くようにしている」と山本。プレーと言葉で後輩をもり立てる２９歳の姿が、頼もしい。【細谷拓海】
