地震の あと電力需給が厳しくなっている北海道内では、 今週中に水力発電所が稼働し、 供給力がいくぶん改善する見通しです。 ただ、 …
地震のあと電力需給が厳しくなっている北海道内では、今週中に水力発電所が稼働し、供給力がいくぶん改善する見通しです。ただ、トラブルで運転を停止した発電所もあり、政府や北海道電力は引き続き、節電を呼びかけています。 政府と北海道電力は、道内の電力需給について、今月14日までに京極水力発電所の1号機と2号機が稼働し、合わせて40万キロワットが供給されるという見通しを明らかにしました。 予定どおり稼働すれば、北海道電力の供給力は393万キロワットといくぶん改善することになり、政府は、12日と13日も計画停電を実施する予定はないとしています。 ただ、地震前のピーク時の需要、383万キロワットと比べると余力は少なく、道内の電力需給は、節電に頼らざるをえない状況です。 さらに、11日は地震後に発電を続けていた釧路市音別町の音別発電所2号機がトラブルのため運転を停止しました。 北海道電力が地震後に再稼働させている各地の火力発電所は、音別発電所2号機のように老朽化したものが多く、トラブルによる供給力の低下も懸念されています。 このため、政府や北海道電力は今週中は20%を目標にした節電への協力を呼びかけることにしています。