テニスの 大坂なおみ選手が全米オープンの 女子シングルスで優勝したことを受けて、 大坂選手が10代の 頃に指導していた自身も元ト…
テニスの大坂なおみ選手が全米オープンの女子シングルスで優勝したことを受けて、大坂選手が10代の頃に指導していた自身も元トップ選手でフロリダのテニススクールのハロルド・ソロモンコーチが取材に応じ、「本当にすばらしいことで、スクールのみんなも喜んでいる。当時、『セリーナのように全米オープンの優勝者になりたい』と彼女が何度も言っていたのを聞いていたので、それを実現させたことが本当にすばらしいことだと思う」と述べ、決勝で対戦したアメリカのセリーナ・ウィリアムズ選手を目標にしていた当時の大坂選手を振り返りながら喜びを語りました。 そして「彼女はジュニア選手の時から180キロ近いサーブと力強いフォアハンドという2つの強みを備えていた。会った初日に、いずれは世界ランキング10位に入る選手になると思った」と当時の印象を語りました。 また自身も男子シングルスで元世界5位のトップ選手だった経験から「彼女が16歳でプロになるかどうかを決める際、自身の経験やトッププレイヤーの取り組みなどプロになるために必要なことを伝えた。四大大会など大きな大会の会場の雰囲気に打ち勝つ選手になりなさいとプロになるよう背中を押した」と話しました。 そして「今の彼女はチームに恵まれていて身体も引き締まり、コート上をとてもよく走り回れていると感じた。フェデラー選手やジョコビッチ選手のようにいち早く球に追いつき、最適なポジションを取って、落ち着いて返していた。今回の彼女のいちばんの大きな変化は精神面だがその精神力の強さはフィジカルの強化による自信から得たものだと思う」と男子のトップ選手を引き合いに勝因を分析していました。 また大坂選手の今後については「今の女子テニス界はセリーナ・ウィリアムズ選手のような勝ち続ける選手がいないので、大坂選手に関心が集まると思うし、今後が楽しみだ。彼女は世界一になることもできると思う」と期待を表していました。