安倍総理大臣は日本記者クラブの 討論会で、 ロシアの プーチン大統領が日本との 平和条約の 締結に意欲があるの は間違いないという認…
安倍総理大臣は日本記者クラブの討論会で、ロシアのプーチン大統領が日本との平和条約の締結に意欲があるのは間違いないという認識を示したうえで、ことし11月などに行われる日ロ首脳会談は重要な会談になるとして、みずからの手で北方領土問題を解決したいという考えを強調しました。 ロシア極東で開催された国際会議で、安倍総理大臣は、平和条約締結に向けた協力を呼びかけたのに対し、同席したプーチン大統領は、年末までに前提条件をつけずに平和条約を締結し、その後、係争中の問題について話し合いを続けようと提案しました。 これについて、安倍総理大臣は日本記者クラブの討論会で、「プーチン大統領が述べたこと、さまざまな言葉からサインを受け取らなければならないだろうと思う。1つは、とにかく『平和条約ちゃんとやろうよ』と言ったことは事実であり、平和条約が必要だということについての意欲が示されたのは間違いない」と述べたうえで、従来の日本の立場に変わりはないという考えを重ねて示しました。 また、安倍総理大臣は「ことしの11月、12月の首脳会談は重要な首脳会談になっていく。私が意欲を見せなければ動かない」と述べ、みずからの手で北方領土問題を解決したいという考えを強調しました。 さらに、安倍総理大臣は、金融緩和について「日本のデフレは長かった。20年続いた。こんな長く先進国で続いた国はそうない。そんな中にあったからこそ、この緩和策をやった。ずっとやっていいとは、私は全く思ってないし、いつ緩和についてどう判断するかについては、黒田さんが判断する。それは任せている」と述べました。