北海道で発生した最大震度7の 地震から13日で1週間となる。 死者は厚真(あつま)町など5市町で計41人となり、 避難者は8市町の 1592人となっている。 地震直後、 道内の ほぼ全域が停電するブラックアウトに陥ったが、 大半の 地域【社会】
北海道で発生した最大震度7の地震から13日で1週間となる。死者は 厚真 ( あつま ) 町など5市町で計41人となり、避難者は8市町の1592人となっている。地震直後、道内のほぼ全域が停電するブラックアウトに陥ったが、大半の地域で電力供給は復旧している。ただ、大規模な土砂崩れが起きた厚真町などでは停電や断水が続いている。
北海道庁のまとめでは、12日現在の負傷者は681人。建物被害は327棟以上で、165戸で停電している。浄水場が被災した厚真町など5市町では、約4950戸が断水している。厚真町では同日、被災者向けに 罹災 ( りさい ) 証明書の申請受け付けが始まった。
一方、道内の電力需要の半分を賄っていた 苫東厚真 ( とまとうあつま ) 火力発電所(厚真町)の全面復旧は11月以降となった。電力の需給バランスは綱渡りの状況が続いており、政府は2割の節電を呼びかけている。経済産業省によると、12日午後7時台の節電率は14・3%だった。