ダニル・ メドベージェフ(右)に敗れ準優勝に終わった錦織(ロイター) 男子テニスの 楽天ジャパン・ オープン最終日(7日、 東…
男子テニスの楽天ジャパン・オープン最終日(7日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)、シングルス決勝で世界ランキング12位の錦織圭(28=日清食品)は、同32位のダニル・メドベージェフ(22=ロシア)に2―6、4―6のストレートで敗れ、2016年2月以来となるツアー優勝はならなかった。 今大会もシード選手を撃破して予選から勝ち上がるなど今季、成長著しい新鋭の勢いに屈した。強烈なサーブに押されたばかりか、正確なショットも随所に決められた。絶好調の相手に反攻できず、ミスも目立って勝機をつかめなかった。 第1セットは、互いにキープで迎えた第4ゲームでブレークを許し、第8ゲームもブレークされると、あっさり落とした。続く第2セットは持ち直し、キープを続けて巻き返しのチャンスをうかがったが、第10ゲームでブレークされて力尽きた。 錦織は「なるべく攻撃的なプレーを心がけていたけど、その中でいい感覚を得られなかった。フォアもバックもいつも入っていたショットも入らず、サービスゲームで自分のサーブも入らなかった。今日はいいところなく終わってしまった」と悔しそうに振り返った。 これでシングルス決勝は8連敗となったが、本人は「勝ててないのは事実だけど、そんなに気にしていない。決勝までこられているのは評価できるので、引き続きチャンレンジしていきたい」と前を向いた。