トヨタ自動車とソフトバンクは4日、 移動サービス事業で業務提携すると発表した。 自動運転車を使った無人タクシーや宅配などを行う共同出資会社を設立する。 両社は4日午後、 都内で記者会見を開き、 トヨタの 豊田章…
トヨタ自動車とソフトバンクは4日、移動サービス事業で業務提携すると発表した。自動運転車を使った無人タクシーや宅配などを行う共同出資会社を設立する。両社は4日午後、都内で記者会見を開き、トヨタの豊田章男社長とソフトバンクグループの孫正義代表も出席した。
新会社の資本金は20億円で、ソフトバンクが50・25%、トヨタが49・75%を出資する。社長にはソフトバンクの宮川潤一副社長が就く。2018年度にも全国の自治体や企業向けに配車サービスを始めるほか、トヨタが今年1月に発表した自動運転車「eパレット」を使ったサービスを20年代半ばまでに手がける。海外展開も視野に入れる。
両社は米ウーバー・テクノロジーズなど、移動サービスを手がける海外企業にそれぞれ出資してきた。両社は、競い合うより手を結ぶほうが得策と判断したとみられる。