アメリカの トランプ大統領は、 トルコで釈放されたアメリカ人の 牧師をホワイトハウスに招いて面会したうえで、 今回の 釈放がアメリ…
アメリカのトランプ大統領は、トルコで釈放されたアメリカ人の牧師をホワイトハウスに招いて面会したうえで、今回の釈放がアメリカとトルコの関係改善に向けた大きな一歩になるという考えを示しました。 アメリカ人の牧師、アンドリュー・ブランソン氏はおととし、トルコで起きた軍のクーデター未遂事件に関わったとして、現地で拘束されて起訴されましたが、12日に釈放されました。 13日にアメリカに帰国したブランソン氏は、家族とともにホワイトハウスに招かれ、面会したトランプ大統領や政権の高官たちに感謝の言葉を伝えました。 これに対して、トランプ大統領は「われわれは長い間、懸命にトルコ側と交渉した」と強調したうえで、釈放を実現させたとして、エルドアン大統領にも感謝の意を示しました。 さらに「アメリカとトルコはこの数か月間、とても厳しい関係だったが、すばらしい一歩になる」と述べて、今回の釈放が関係改善に向けた大きな一歩になるという考えを示しました。 この問題をめぐって、トランプ政権はブランソン氏の解放を求め、トルコに経済制裁を科したほか、戦闘機の売却も凍結するなど圧力を強め、両国の関係悪化はトルコの通貨リラの急落を招きました。 トランプ大統領は釈放を受けて、制裁を解除するかどうかは言及しておらず、今後、両国の関係改善に向けた具体的な措置に動き出すのか注目されます。
