【ソウル時事】 韓国の 李明博元大統領（７６）が在職中に多額の 賄賂を受け取ったとして収賄罪などに問われている裁判で、 ソウル中央地裁は５日、 判決公判を開き、 懲役１５年、 罰金１３０億ウォン（約１３億円）、 追徴金約８２億７０００万ウォン（約８億２７００万円）を言い渡した。 判決公判はテレビで生中継された。 李被告は中継に反発し、 欠席した。 李被告の 弁護人は韓国メディアに「大変失望した。 納得できない」 と述べ、 控訴の 意向を示した。 懲役２０年、 罰金１５０億ウォン（約１５億円）、 追徴金約１１１億ウォン（約１１億円）
【ソウル時事】韓国の李明博元大統領（７６）が在職中に多額の賄賂を受け取ったとして収賄罪などに問われている裁判で、ソウル中央地裁は５日、判決公判を開き、懲役１５年、罰金１３０億ウォン（約１３億円）、追徴金約８２億７０００万ウォン（約８億２７００万円）を言い渡した。判決公判はテレビで生中継された。李被告は中継に反発し、欠席した。 李被告の弁護人は韓国メディアに「大変失望した。納得できない」と述べ、控訴の意向を示した。懲役２０年、罰金１５０億ウォン（約１５億円）、追徴金約１１１億ウォン（約１１億円）を求刑していた検察側も、判決を不服として控訴する方針。 判決によると、李被告は実質的に所有する自動車部品会社ダースの多額の訴訟費用をサムスン電子に肩代わりさせ、見返りにサムスン電子会長に恩赦を与えるなどした。さらに、ダースの資金を政治活動に流用、横領した。 情報機関の国家情報院（国情院）から裏金を受け取ったとされる疑惑について地裁は、予算流用による国庫損失罪は認定したものの、大半が大統領府に上納されており、李被告への賄賂には当たらないと判断した。 韓国の大統領経験者が有罪判決を受けたのは、収賄罪などで８月の控訴審判決で懲役２５年を言い渡されるなどした朴槿恵前大統領に続くもので、全斗煥、盧泰愚両氏を含め４人目。（2018/10/05-17:56）
