2日に発足した第4次安倍晋三改造内閣は3日、 本格始動した。 安倍政権下で最多となった新入閣の 12人は就任から一夜明けても緊張した表情で初登庁した。 6人の 閣僚の 部屋…
2日に発足した第4次安倍晋三改造内閣は3日、本格始動した。安倍政権下で最多となった新入閣の12人は就任から一夜明けても緊張した表情で初登庁した。
6人の閣僚の部屋がある首相官邸隣の内閣府では、まず桜田義孝五輪相が午前9時20分に登庁、職員約50人の出迎えを受けた。10分後には平井卓也科学技術担当相、さらに20分後には1億総活躍や少子化対策など8分野を担当する宮腰光寛沖縄北方担当相が入った。宮腰氏は記者団に「少し落ち着いてきた。これからしっかり勉強していく」と語った。
同10時ごろには、改造内閣で唯一の女性閣僚の片山さつき地方創生担当相が、鮮やかな緑のワンピース姿で登庁した。約100人に増えた職員が拍手する中、笑顔を振りまきながら大臣室に向かった。
安倍首相は同9時45分ごろ、官邸入りした。「新内閣が本格始動だが、意気込みは」との記者団の声掛けに対し、はにかみながら右手を挙げて応じた。
新閣僚はその後、前閣僚との引き継ぎや記者会見などに臨む。桜田氏は東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長や、小池百合子東京都知事と会談する。渡辺博道復興相は福島県を訪れ、東日本大震災からの復興状況について内堀雅雄知事と意見交換する。
第4次安倍改造内閣は、北海道地震や西日本豪雨など自然災害からの復旧を加速させるため、平成30年度補正予算案の編成を急ぐ。