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習近平主席、6年ぶり広東省視察 「改革開放」40年で

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中国の 習近平(シー・ ジンピン)国家主席は6年ぶりに南部の 広東省の 視察を始めた。 23日に珠海市と香港、 マカオを結ぶ海上橋の 開通記念式典に出席し、 24日にはスタートアップ企業が集積する
【広州=川上尚志】中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は6年ぶりに南部の広東省の視察を始めた。23日に珠海市と香港、マカオを結ぶ海上橋の開通記念式典に出席し、24日にはスタートアップ企業が集積する深圳市を訪ねるとの観測もある。今年で改革開放から40年となることを記念し、発展の恩恵が大きい広東省で成果をアピールする狙いがあるようだ。 香港とマカオ、珠海市をつなぐ海上橋の開通記念式典で、開通を宣言する習近平国家主席(23日、広東省珠海市)=AP 「正式開通を宣言する」。23日、珠海市で開かれた海上橋「港珠澳大橋」の開通記念式典。中国メディアによると習氏は演説こそしなかったが、その高らかな宣言に会場はわき上がった。中国共産党の序列7位の韓正(ハン・ジョン)筆頭副首相、香港政府トップの林鄭月娥行政長官らも出席した。 同橋は全長55キロメートルで世界最長の海上橋という。24日から一般車両が通行可能になり、陸路で約4時間かかっていた「香港―珠海」は45分に短縮される。広州市や深圳市などの中国本土と香港やマカオを一体的な経済圏とみなす「ベイエリア構想」を支える主要プロジェクトの一つだ。 中国国営の新華社によると、習氏は橋の式典に先立つ22日に広東省入りし、珠海市にある家電大手の珠海格力電器を視察。「我々は自らイノベーションを起こす気骨と志を持ち、能力と実力を高めていかなければならない」と強調した。一部地元メディアは、習氏が24日に深圳市にある規制緩和の実験区「自由貿易試験区」も訪ねる可能性があると報じている。 習氏は2012年11月に共産党総書記に就任してから、初の地方訪問先として同年12月に広東省を訪れ、深圳市などを視察した。

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