西武は21日、 米大リーグ挑戦に挑戦する意向を固めている菊池雄星投手(27)から、 今オフにポスティングシステムを利用したいとの 申し入れがあれば容認すると発表した…
西武は21日、米大リーグ挑戦に挑戦する意向を固めている菊池雄星投手(27)から、今オフにポスティングシステムを利用したいとの申し入れがあれば容認すると発表した。「彼の夢なので、球団としても快く応援してあげたい」と居郷肇球団社長が明かした。
菊池は、2015年12月の契約更改交渉で初めて将来的なメジャー移籍の希望があることを球団に伝えていた。公の場で球団が容認の意思を示すのは初めてとなる。
22日の最終戦にもつれれば先発の可能性もあった菊池は、5回6失点だった17日の初戦を振り返り「最後(の登板)がああいう形になって悔しいし、情けない」と責任を背負った。一方で「いろいろなことがあった。そういうこと(入団からの9年間)を振り返りながら、ロッカーを整理していました」と話した。
現在は水面下で代理人を選定中。シーズン中にはヤンキース、レッドソックス、ドジャース、ジャイアンツ、フィリーズなどが視察を重ねている。今季3年連続の2桁勝利となる14勝を挙げ、リーグ優勝に貢献した剛球左腕をめぐり、複数球団による争奪戦が予想される。