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スバルが業績予想を下方修正 新たな検査不正 品質管理強化で減産

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SUBARU(スバル) は5日、 2019年3月期の 連結業績予想を下方修正した。 営業利益は前期比42%減の 2200億円となる見通し。 従来予想の 3000億円から800億円引き下げる。 一連の 検査不正問題に関連して行う追加リコール(回収・ 無償修理)の 費用と品質管理の 強化に伴う減産が響く。
[東京 5日 ロイター] — SUBARU(スバル)( 7270. T)は5日、2019年3月期の連結業績予想を下方修正した。営業利益は前期比42%減の2200億円となる見通し。従来予想の3000億円から800億円引き下げる。一連の検査不正問題に関連して行う追加リコール(回収・無償修理)の費用と品質管理の強化に伴う減産が響く。
修正後の営業利益予想は、リフィニティブがまとめたアナリスト21人の予測平均値3391億円を下回る。
一連の検査不正でリコール対象期間を拡大したことから、計9車種、約10万台を追加リコールする。この追加リコール費用で約65億円を見込むほか、エンジン部品のリコール費用も含む品質関連費用が今期営業利益を850億円圧迫する。
今期の世界生産計画は、従来の105万6000台から103万5800台へ約2万台下方修正する。米国で従来計画から4300台、国内で1万5900台、それぞれ減少する。出荷減を踏まえ、今期の世界販売計画も従来の110万台から104万1000台に引き下げる。
昨秋以降、スバルの完成車検査において、無資格者による検査や排ガス・燃費データの改ざん、ブレーキ検査不正などが相次いで発覚したため、リコールを行った。国土交通省による指摘を受け、今年10月には不正行為の時期を修正し、昨年12月末まで行われていたと判断、約6000台を追加でリコールした。一連の検査問題で累計約42万台のリコールを実施していたが、今回の10万台の追加リコールを含めると約53万台となる。
スバルはこの問題とは別に今月1日、エンジン部品の不具合により世界で約41万台のリコールを公表。このリコール費用を主要因として、18年4―9月期決算の営業利益予想を490億円引き下げていた。
*内容を追加しました。

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