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江蘇省(Jiangsu)南京市(Nanjing)に位置する南京農業大学の湖熟菊基地でこのほど、菊の品種である「鐘山粉蓮」のうち、「宇宙菊」と呼ばれる花が満開状態になりました。同大学の菊遺伝資源イノベーションチームに所属する王海浜准教授は、国内の菊種質資源の研究開発分野で「宇宙菊」が栽培されたのは初めてと紹介しました。
南京市江寧区にある南京農業大学湖熟菊基地は中国の菊遺伝資源保存センターです。研究チームはこの基地が設立されてからの10年間に、菊の新品種400種以上を選抜育種してきました。
鐘山粉蓮は南京農業大学が自ら選んで育成した園林小菊の新品種です。株は引き締まっており、抵抗性が強く、花が密集して自然に球状になる特徴があり、主に園林緑化に用いられているとのことです。
宇宙育種とは、真空、放射線、磁場などの宇宙の特殊な環境を利用して種子を「宇宙での変異誘発」に導く手法です。同チームは昨年 、重さ3.