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“危険運転”の適用要件見直しへ 飲酒や高速度に数値基準案

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危険運転致死傷罪の適用要件の見直しを議論している法制審議会の部会で、どのような飲酒運転や高速度での走行が危険運転にあたる…
危険運転致死傷罪の適用要件の見直しを議論している法制審議会の部会で、どのような飲酒運転や高速度での走行が危険運転にあたるかを明確にするための複数の数値基準のたたき台が示されました。飲酒運転・高速度運転などで複数案
危険運転致死傷罪をめぐっては、適用要件があいまいだとの指摘があり、ことし から法務大臣の諮問機関である法制審議会の部会で、基準の明確化に向けた法改正の議論が進められています。
開かれた部会では数値基準のたたき台が示され、飲酒運転は体内アルコール濃度の検査で呼気1リットルにつき0.5ミリグラム以上とする案と、それをさらに厳しくして免許取り消し処分の対象と同じ0.25ミリグラム以上とする2案が示されています。
一方、高速度での運転は
▽最高速度が60キロ以下の道路は、その速度を40キロまたは50キロ超えた場合
▽最高速度が70キロ以上の道路は、その速度を50キロまたは60キロ超えた場合
とする案が記されています。
また、タイヤを滑らせるながら走る「ドリフト走行」などで進行を制御することが困難な状態で車を走行させる行為も、適用要件とする案が盛り込まれています。
一方、たたき台の案では数値基準にかかわらず、正常な運転が困難な場合や危険を回避することが著しく困難な場合も、危険運転致死傷罪を適用できるとしています。
今後、部会では数値基準についてさらに議論を進めて結論を出し、法務大臣への答申をまとめることにしています。大分 遺族「基準未満の事故もしっかり議論を」
数値基準のたたき台が示されたことについて、4年前、大分市の県道で起きた時速194キロの車による事故で亡くなった小柳憲さん(50)の姉の長文恵さんがNHKの取材に応じました。
この事故で検察は当初、車を運転していた当時19歳の被告について「衝突するまでまっすぐ走り、走行を制御できており、危険運転にはあたらない」として、より刑の軽い過失運転致死の罪で起訴しました。
長さんたちはこれを不服として厳罰を求める署名を検察に提出し、その後の再捜査で起訴内容が危険運転致死の罪に変更されました。
こうした経験を踏まえ、長さんは今回の数値基準のたたき台について、「これ以上はもう危険運転だという数値はもちろんあってほしいと思う。あとは、その速度に満たない事故についてしっかりと議論してもらい、悪質であればきちんと裁けるようにしてほしい。数値に満たないから罪に問えないということになれば、私たちと同じように苦しむ遺族が出てくると思う」と述べました。
当時19歳の被告の裁判で1審の大分地方裁判所は去年 、「過失運転の罪を適用すべきだ」とする弁護側の主張を退け、危険運転致死の罪が成立すると判断して、懲役12年の求刑に対し懲役8年を言い渡しました。
過失運転を主張する被告側と「刑が軽い」とする検察の双方が控訴し、 から福岡高等裁判所で2審が始まりました。
長さんは「常軌を逸するような速度の事故が簡単に過失運転と認定されないよう、法律の改正までは大分の事故がモデルになるような判決を望んでいる」と話していました。 群馬 遺族「示された案は緩いと感じる」
また、群馬県内で飲酒運転のトラックが乗用車に突っ込んだ事故で、家族3人を亡くした遺族がNHKの取材に応じました。
去年 、伊勢崎市の国道でトラックが対向車線の乗用車に突っ込み、塚越正宏さん(53)と息子の寛人さん(26)、孫の湊斗くん(2)が亡くなりました。
警察は事故の3か月後、トラック運転手を酒を飲んで事故を起こしたとして危険運転致死傷の疑いで逮捕しましたが、検察は過失運転致死傷の罪で起訴しました。
起訴から1か月後、検察はその後の捜査で飲酒の影響で正常な運転ができない状態だったと判断し、起訴内容を危険運転致死傷の罪に変更しました。
今回の数値基準のたたき台について、寛人さんの妻は「数値を明確化することで危険運転を適用しやすくなるのはいいと思うが、その数値に満たないという理由で危険運転になりませんと言われたら、被害者としては納得できない。悪質な事故をきちんと裁いてほしい」と述べました。
また、正宏さんの妻は「示された案はいずれも緩いと感じる。さらに厳しくして、悪質性や常習性も考慮して危険運転の適用を判断してほしい」と述べました。
正宏さんの母親は「飲酒運転の事故で苦しんでいる遺族がたくさんいるので、運転手に厳しい基準にしてほしい」と述べました。 専門家「国民守る重要な指針になる」
元検事で危険運転致死傷罪について研究している昭和医科大学の城祐一郎教授は、法務省が示した数値基準のたたき台について「一定の基準を超えたら一律に危険運転の罪が成立するので、事故から国民を守るという意味で非常に重要な指針になる」と評価しています。
飲酒運転に関する案
「現場でさまざまな事例を見てきた経験からすると、呼気1リットルから0.

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