■【連載】万博 終幕の先に(6)多様性 大阪・関西万博では158カ国・地域の人々が「多様でありながら、ひとつ」の理念のもとに集った。異なる文化や価値観を受け入れることは、社会にとって大きな力になる――…
【連載】万博 終幕の先に(6)多様性
大阪・関西万博では158カ国・地域の人々が「多様でありながら、ひとつ」の理念のもとに集った。異なる文化や価値観を受け入れることは、社会にとって大きな力になる――。国内外のパビリオンはその思いを実証し、共生の経験を受け継ごうとしている。
「毎度おおきに~」。大阪外食産業協会のパビリオン「宴~UTAGE~」では、米国やタイ、フィリピンなど多国籍の案内スタッフが、日本語で客を呼び込んでいた。
日本の食文化をテーマに据えた同館は、二十数人の外国人スタッフを案内の主軸にした。はつらつとした笑顔や明るさが奏功し、開幕当初から来館者を多く集め、事前想定の1.