第１００回全国高校野球選手権大会（５日開幕）の 出場校による甲子園見学会が１日、 行われ、 ３２校が球場の 感触を確かめた。 初出場の 折尾愛真（北福岡）は聖地の グラウン…
第１００回全国高校野球選手権大会（５日開幕）の出場校による甲子園見学会が１日、行われ、３２校が球場の感触を確かめた。初出場の折尾愛真（北福岡）は聖地のグラウンドで１５分間、感触を確かめた。エースは同校ＯＢの阪神・小野泰己投手（２４）と同姓の小野剛弥投手（３年）。先輩の躍動するマウンドで「折尾愛真」の名を全国にとどろかせる。２日は組み合わせ抽選会が行われる。
夢にまで見た聖地のグラウンドに立つと、両足で踏みしめ、土の感触をしっかりと確かめた。小野は本番さながらに“エアピッチング”。憧れの先輩が躍動するマウンドで思い切りよく左腕を振った。
「やっぱりいざ立ってみたらすごいなと思いました。（マウンドからの）景色もきれいだし、ホームまでの距離も近く感じました」
同校のＯＢである阪神の小野とは名字が同じ。対戦相手の監督から「小野の弟では」と間違えられたこともあったという。かつて同じ背番号「１」を背負った先輩が活躍するホームグラウンドで燃えないわけがない。「腰のひねりなど１から（万全の状態に）作り直した」と本大会に向け準備は万端だ。
身長は１メートル６５と小柄で球速はＭＡＸ１２１キロながら、サイドスローから繰り出される多彩な変化球で打者を打たせてとる投球が武器。入学から体が小さいことが悔しくて人一倍練習を重ねて１年生からベンチ入りするなど負けず嫌いな性格だ。昨冬からは体づくりを始め、球速も入学当時から１０キロ上がり、ボールのキレも良くなった。
