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県民ら憤りの声「民意を踏みにじる暴挙」

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沖縄が「対話」 による解決を求める中、 政府が1日、 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の 名護市辺野古への 県内移設に向けた海上工事の 再開に踏み切った。 9月の 知事選で改めて示された「移設ノー」 の 民意を無視して辺野古の 美(ちゅ)ら海の 埋め立てに突き進む安倍政権の 姿勢に、 県民から激しい憤りの 声が上がった。
沖縄が「対話」による解決を求める中、政府が1日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設に向けた海上工事の再開に踏み切った。9月の知事選で改めて示された「移設ノー」の民意を無視して辺野古の美(ちゅ)ら海の埋め立てに突き進む安倍政権の姿勢に、県民から激しい憤りの声が上がった。
「工事再開を許さんぞ」。普天間飛行場の移設先である名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ前では、市民らが工事再開に怒りの拳を突き上げた。作業が始まった状況が伝えられると、参加者は「土砂投入を阻止するぞ」「最後まで闘うぞ」と声を張り上げた。
県による埋め立て承認の撤回によって移設工事は止まっていたが、2カ月ぶりの再開。抗議活動をリードする沖縄平和運動センターの山城博治議長は「知事選であれだけの民意を示したにもかかわらず、県民は丸ごとコケにされた。総力をあげて抵抗していく。全国の理解もほしい。日本中が沖縄を孤立させないでほしい」と訴えた。
初めて座り込みに参加したうるま市の看護師、山城日菜子さん(28)は「これまでは政治には無関心だったが、基地はもうこれ以上沖縄に造らないでほしい」と話した。長年座り込みを続ける大城敬人(よしたみ)・名護市議(78)は「玉城デニー知事が会談を申し出ても政府が対話を拒否している。工事の強行は民意を踏みにじる暴挙だ」と憤った。
「世界一危険な飛行場」とされる普天間飛行場を街のど真ん中に抱える宜野湾市。芝居を通して沖縄戦や基地問題を継承する活動を続けるボイストレーナー、宮里京子さん(60)は「市民として普天間飛行場を早く返してほしいという思いは日々募っているが、辺野古に移してまで返してほしいとは思っていない」と強調。「どんなに政府が既成事実化を図ろうとも反対の意思を持ち続けるし、一人一人の思いがやがて大きなうねりになると信じている」と語った。
昨年12月に米軍ヘリコプターの部品が落ちているのが見つかった保育園近くの自治会長、新城嘉隆さん(51)は「知事が対話を呼び掛けているのに、話も聞かずに急いで工事を再開する必要があるのか」と疑問を投げ掛けた。【佐野格、比嘉洋、山下俊輔】

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