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EU離脱、焦点は議会に=英、関門突破も前途多難

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【ロンドン時事】 英国と欧州連合(EU)が離脱協定に合意し、 25日に臨時の EU首脳会議をブリュッセルで開いて正式決定することになった。 来年3月末の 離脱に向けて最初の 関門を突破した格好で、 今後の 焦点はそれぞれの 議会承認に移る。 しかし、 英国ではメイ首相がまとめた合意内容に反発が広がり、 与党内には「メイ降ろし」 の 動きもくすぶる。 議会承認には不透明感が強まっている。 「長く、 熱の こもった議論だった。 困難な日々がこれから待ち受けていることは分かっている」 。 首相は14日夜(日本時間15日未明)、 5時間以上に
【ロンドン時事】英国と欧州連合(EU)が離脱協定に合意し、25日に臨時のEU首脳会議をブリュッセルで開いて正式決定することになった。来年3月末の離脱に向けて最初の関門を突破した格好で、今後の焦点はそれぞれの議会承認に移る。しかし、英国ではメイ首相がまとめた合意内容に反発が広がり、与党内には「メイ降ろし」の動きもくすぶる。議会承認には不透明感が強まっている。 「長く、熱のこもった議論だった。困難な日々がこれから待ち受けていることは分かっている」。首相は14日夜(日本時間15日未明)、5時間以上にも及んだマラソン閣議でようやく承認にこぎ着けた後、記者団にこう語った。表情はやつれ、声にも張りがなかった。 首相にとって、内閣の承認は国内手続きの最初の関門だった。首相方針に懐疑的な閣僚が一定数いたためで、英メディアによると、実際に閣議では約3分の1が反対を表明。15日には主要閣僚のラーブEU離脱担当相らが辞任するなど、閣内の意見集約にさえてこずる姿は首相の求心力低下を印象付けた。 今後も課題が山積している。与党・保守党内では早速、有力議員のリースモグ氏が「議会では首相案に賛成できない。他の議員にも同様の行動を求める」と反旗を翻した。党内では、議会承認の前に、党首としての不信任投票を求める声も上がっており、メイ氏が党首を解任された場合、首相退陣は避けられなくなる。(2018/11/15-19:39)

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