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ゴーン氏らの不正行為、日産は数カ月間にわたり内部調査

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日産自動車は19日夕、 カルロス・ ゴーン氏の 会長と代表取締役の 職を速やかに解くことを取締役会に提案すると発表した。 代表取締役の グレッグ・ ケリー氏の 解職も提案する。 取締役としての 善管注意義務に違反する両…
日産自動車は19日夕、カルロス・ゴーン氏の会長と代表取締役の職を速やかに解くことを取締役会に提案すると発表した。代表取締役のグレッグ・ケリー氏の解職も提案する。取締役としての善管注意義務に違反する両氏の重大な不正行為を確認したためとしている。不正行為の詳細などについて、同日夜に横浜市の本社で記者会見を開いて説明する予定だ。
日産によると、内部通報を受けて数カ月間にわたり、ゴーン氏とケリー氏の不正行為について内部調査をしてきた。その結果、開示されるゴーン氏の報酬額を少なくするため、両氏が長年にわたって実際の報酬額より少ない金額を有価証券報告書に記載していたことが判明したという。
ゴーン氏が日産の資金を私的に支出するなど複数の重大な不正行為も確認したといい、こうした不正にケリー氏が深く関与していることも分かったという。日産は検察当局に情報を提供し、捜査に全面的に協力してきたと説明。今後の捜査にも引き続き協力するとしている。
日産は「このような事態に至り、株主の皆様をはじめとする関係者に多大なご迷惑とご心配をおかけしますことを、深くおわび申し上げます。早急にガバナンス、企業統治上の問題点の洗い出し、対策を進めていく所存です」とのコメントを出した。

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