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大阪・関西万博 開幕後の「災害対策」の状況は? 2025年春

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4月に開幕した大阪・関西万博。これから気温が上がり「熱中症」が心配されるほか、大雨のシーズンを迎え、落雷にも注意が必要で…
に開幕した大阪・関西万博。
これから気温が上がり「熱中症」が心配されるほか、大雨のシーズンを迎え、落雷にも注意が必要です。
また、突然、大きな地震に遭遇することもあるかもしれません。
万博を安全に楽しむためにも、リスクと対策を知っておいて下さい。「落雷」被害を防ぐ対策はどうなっている?
A:博覧会協会はリスクに応じで3段階で対応する計画です。
会場では、高さが20メートルある「大屋根リング」と「静けさの森」が、特に落雷のリスクが高いとされていて、来場者の安全確保のため、3つのレベルに分けて次のように対応します。
1.警戒態勢を敷く
気象会社からのデータで、会場から30~40キロの範囲内で、発雷を確認した段階で警戒態勢を取る
2.立ち入り規制
雷雲が接近する場合は「大屋根リングの上」や「静けさの森」への立ち入りを規制。すでにリングの上にいる人も、地上に降りるように誘導
3.建物内や「大屋根リングの下」への退避呼びかけ
さらに落雷の発生が切迫したと判断した場合は、警備員などが来場者に建物内や大屋根リングの下に退避するように呼びかける
開幕直後の と は、実際にこうした対応がとられました。
「大屋根リング」に上がるためのエレベーターは下りのみになり、警備員の誘導で、リングの上にいた人たちが次々に地上に降りてきていました。「大屋根リングの下」に逃げ込んでも感電しない?
A:博覧会協会は「リングの下は感電リスクはない」としています。
「大屋根リング」には、建築基準法に基づいて「避雷設備」が設置されているためです。
リングの外縁部には、雷を受け止めるための「水平導体」と呼ばれるアルミ製の板が、ぐるりと一周、整備されています。
手すりもスチール製で、雷を受け止める役割を果たします。
この「水平導体」や「てすり」に雷が落ちると、引き下げ導線を通って、地中に安全に電流を流す仕組みになっています。
「水平導体」の影響で、リングの側面の骨組みの部分も、雷の直撃の可能性が低い「保護範囲」に含まれるということです。
一方、スカイウォークがある「大屋根リング」の屋上部分は「保護範囲」には含まれていませんが、博覧会協会は、「水平導体」に雷が落ちやすいとしています。
その理由について、▽「大屋根リング」には傾斜があり、内側よりも外側の方が8メートル高くなっていることに加えて、▽木造の建築物であることをあげています。
その上で、仮に、リングの屋上部分に雷が落ちても、木造家屋でも中にいる人は基本的に安全なのと同様に、リングの下にいても被害は出ないとしています。
雷のメカニズムに詳しい専門家は、対策は妥当だとした上で、来場者も周辺の天候の変化には注意しておくことが必要だとしています。
大阪大学 牛尾知雄 教授
「雷は、電気を通しにくい木の部分よりも、アルミなど電気を通しやすい金属部分に飛びつきやすいです。さらに、リングは、外縁の方が内側より高いことを考えれば、協会の雷対策は妥当だと思います。これから雷が増えるシーズンなので、万博を楽しみながらも、ゴロゴロという雷鳴が聞こえた時や、急に冷たい風が吹いてきた時は、建物や大屋根リングの下に避難することが大事です」熱中症対策は進んでいる?
A:ミストの散布や、給水スポットの設置、日陰の創出などの対策が進んでいますが、1人1人の備えが欠かせません。
会場に入る際や、パビリオンの入館のために屋外で長時間並ぶケースもあり、気温が上がるこれからの季節は特に注意が必要です。
NHKに残っている の大阪万博の映像を見ると、笑顔の人が多い一方で、人混みと暑さで倒れ込む人の姿が映し出されています。
当時の記録には、万博の期間中、熱中症で搬送された人の数は300人以上いたと記されています。
今回の大阪・関西万博の会場では、さまざまな対策が施されています。
会場の中心付近には、地面から大量のミストが吹き出す場所が設けられています。
一面が真っ白くなるほどのミストの量で、体を冷やす効果が期待されます。
また、各所に無料の「給水スポット」が設置されています。
会場内には、飲み物を購入できるコンビニエンスストアや、自動販売機も多数整備されています。
パビリオンでも対策が行われていて、民間パビリオンの「住友館」は、熱を遮る特殊な素材のパラソルを設置して、並んでいる人たちのために日陰を作っています。
また、北欧5か国が共同出展する「北欧館」では、入館を待つ人たちに日傘を貸し出しています。
青い日傘で、パビリオンのロゴをあしらったデザインは、SNSでも話題になりました。
博覧会協会では熱中症などに備えて会場内に診療所を設置し、医師や看護師を常駐させているほか、緊急性が高い場合には救急車で医療機関に搬送しています。
までの 間では、救急搬送された人の中に熱中症と診断された人はいませんでしたが、まだ暑さに体が慣れていない時期なので、
▽時々、休憩をとる
▽給水スポットも活用してしっかり水分補給をする
▽日ざしを避けるため帽子や折り畳みの日傘を持参する
▽お出かけ前に最高気温や暑さ指数を確認する
といった対策をしっかりして下さい。南海トラフ巨大地震の津波で浸水しないのか?
A:会場は地盤がかさ上げされているため「浸水しない」と想定されています。
大阪府は、 に、南海トラフ巨大地震が起きた場合の津波の浸水想定を公表しています。
それによると、最悪の場合、大阪市内は、JR大阪駅周辺を含む広い範囲で浸水被害が出るおそれがありますが、万博会場のある夢洲は、かさ上げして地盤が高くなっているため、浸水しない想定です。
想定される津波の高さが5.

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