JR西日本は4日、 広島市内を走る可部線を延伸し、 新たに可部-あき亀山間(1.6キロ)の 営業運転を開始した。 この 区間は利用者の 減少で2003年に廃止された可部-三段峡(広島県安芸太田町)間46.2キロの 一部。 いったん廃止されたJRの 路線が復活したの は全国で初め
J R 西 日 本 は4日、広島市内を走る可部線を延伸し、新たに可部-あき亀山間(1.6キロ)の営業運転を開始した。この区間は利用者の減少で2003年に廃止された可部-三段峡(広島県安芸太田町)間46.2キロの一部。いったん廃止されたJRの路線が復活したのは全国で初めて。 延伸区間の可部駅の北西部は、もともと市街化が進み、人口も増加傾向にあった地域。JR西と広島市は13年、沿線住民の強い意向を受け、廃止路線の一部を復活させる形で延伸することで合意した。
延伸の事業費は約27億円。市は地域公共交通活性化・再生法に基づく国の補助制度を活用し、線路や駅舎を整備してきた。 延伸区間は単線で、河戸帆待川とあき亀山の2駅を新設。JR西は上りと下りを合わせて1日に99本を運行し、あき亀山-広島間を最短39分で結ぶ。1日の乗降客数は河戸帆待川で1800人、あき亀山で2200人と見込んでいる。 4日午前、開業記念式典が行われたあき亀山駅では喜びの声があふれた。近くに住む上森博之さん(73)は「全国の過疎化している地域にとっても意味がある」と歓迎。中学1年の中岡祥生さん(13)は「カープ観戦でぜひ可部線を利用したい」と笑顔を見せた。(2017/03/04-12:11)
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