日本バドミントン協会は１２日、 東京都内で理事会を開き、 賭博行為で無期限競技会出場停止処分中の 桃田賢斗（２２）＝ＮＴＴ東日本＝の 処分を５月１５日付で解除することを全会一致で決めた。 実戦復帰は早ければ、 同月２７日開幕の 日本ランキングサーキット（さいたま市）となる。
日本バドミントン協会は１２日、東京都内で理事会を開き、賭博行為で無期限競技会出場停止処分中の桃田賢斗（２２）＝ＮＴＴ東日本＝の処分を５月１５日付で解除することを全会一致で決めた。実戦復帰は早ければ、同月２７日開幕の日本ランキングサーキット（さいたま市）となる。
同協会の銭谷欽治専務理事は解除の理由として、所属先から良好な勤務態度や、バドミントン教室や清掃活動など地域での取り組みの報告を受けていることなどを挙げた。理事会では反対意見はなく、２０２０年東京五輪を見据えて早期復帰を求める声が強かったという。桃田は日本代表から外れているが、国際大会は選手強化本部長が承認すれば自費での参加は可能となる。
処分解除の決定を受け、桃田は１２日、千葉県市川市内で記者会見し、「皆さんの信頼を回復できるよう引き続き努力し、真摯（しんし）に競技に取り組みたい」と述べた。１年余りの出場停止期間についても「感謝の気持ちを確認できた。必要な時間だった」と振り返り、「もう（賭博行為を）することはない」と述べた。
桃田は昨年４月、田児賢一（２７）＝同社を解雇＝らと違法カジノ店で賭博していたことが発覚。当時、世界ランキング２位でメダル獲得も期待されたが、昨夏のリオデジャネイロ五輪に出場できなくなった。【田原和宏、松本晃】
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