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避難住民のバスに自爆攻撃、約100人死亡 シリア

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シリアからの 情報によると、 北部アレッポ近郊で15日、 反体制派に包囲された村の 住民を政権支配地域へ運んでいたバスを狙ったとみられる車自爆テロがあり、 約100人が死亡、 55人が負傷した。 現地の 救助ボランティア組織「シリア民間防衛隊(通称・ ホワイトヘルメッツ)」 が明らかにした。 シリアでは最近、 政権…
(CNN) シリアからの情報によると、北部アレッポ近郊で15日、反体制派に包囲された村の住民を政権支配地域へ運んでいたバスを狙ったとみられる車自爆テロがあり、約100人が死亡、55人が負傷した。
現地の救助ボランティア組織「シリア民間防衛隊(通称・ホワイトヘルメッツ)」が明らかにした。
シリアでは最近、政権側を支持しながら反体制派に包囲された北西部の2つの村の住民をアレッポの政権支配地域へ避難させ、同時に南西部で政権軍が包囲する反体制派の町2カ所から戦闘員や住民らを同市内の反体制派支配地域へ移すという「住民交換」の合意が成立。これに基づき、双方のバスの車列がそれぞれアレッポ近郊まで到達していた。
攻撃を受けた車列には、政権を支持するイスラム教シーア派の住民ら約5000人が乗っていた。子ども用食品の運送を装った車両が、給油所で爆発したという。
反体制派の有力組織「アフラル・シャーム」はツイッターで、車列通過ルートの警備にあたっていた同組織のメンバー数人が死亡したと発表し、犯人を調べていると述べた。
国営メディアによると、車列の移動はその後再開され、15日深夜には最初の一団がアレッポに到着。食料や医薬品が用意された仮設の避難所へ向かった。
これまでに犯行を認める声明は出ていない。
仏AFP通信によると、住民交換の合意はイランとカタールの仲介で成立した。
米国の非政府組織(NGO)「シリア系米国人医療協会(SAMS)」は、国連や国際社会が関与しない違法な「強制退去」が悲劇につながったとの見方を示し、国連は民間人保護の役割を放棄してはいけないと主張した。

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