ボクシングの トリプル世界戦が20日、 東京・ 有明コロシアムで行われ、 世界ボクシング協会(WBA)ミドル級王座決定戦で、 ロンドン五輪金メダリストで世界初挑戦の 村田諒太(帝拳)は、 同級1位の アッサン・ エン
12回、アッサン・エンダム(右)に攻められる村田諒太(20日、有明コロシアム)=共同 ボクシングのトリプル世界戦が20日、東京・有明コロシアムで行われ、世界ボクシング協会(WBA)ミドル級王座決定戦で、ロンドン五輪金メダリストで世界初挑戦の村田諒太(帝拳)は、同級1位のアッサン・エンダム(フランス)に1―2の判定で敗れた。 村田は4回に右のカウンターでダウンを奪うなどしたが、ポイントで及ばなかった。村田の戦績は13戦12勝(9KO)1敗、エンダムは38戦36勝(21KO)2敗。 世界ボクシング評議会(WBC)フライ級1位の比嘉大吾(白井・具志堅スポーツ)は、体重超過で王座を剥奪されたフアン・エルナンデス(メキシコ)に6回2分58秒でTKO勝ちし、13戦連続KOで新王者となった。デビューから全戦KOでの世界タイトル獲得は日本選手で初めて。 WBCライトフライ級4位の拳四朗(BMB)は王者ガニガン・ロペス(メキシコ)に2―0で判定勝ちし、王座を奪取した。拳四朗は10戦全勝(5KO)。 日本のジム所属の男子世界王者は、史上最多に並ぶ12人。ライトフライ級は、世界ボクシング機構(WBO)の田中恒成(畑中)国際ボクシング連盟(IBF)の八重樫東(大橋)WBAの田口良一(ワタナベ)と、主要4団体の王者が全て日本人となった。〔共同〕