東京都の 築地市場(中央区)から豊洲市場(江東区)への 移転問題をめぐり、 小池百合子知事は20日、 都庁で臨時に記者会見し、 市場を豊洲に移す意向を明らかにした。 築地は5年後をめどに再開発した上で市場機能も持たせ、 将来的に両者を併存させるとした。 小池氏は豊洲市場に
東京都の築地市場(中央区)から豊洲市場(江東区)への移転問題をめぐり、小池百合子知事は20日、都庁で臨時に記者会見し、市場を豊洲に移す意向を明らかにした。築地は5年後をめどに再開発した上で市場機能も持たせ、将来的に両者を併存させるとした。 小池氏は豊洲市場について、「新たな中央卸売市場としての機能を優先させ、物流の機能をさらに強めていく。豊洲にいったん移ってその後、売却という話ではない」と語った。
こうした基本方針に基づき、都は具体化に向けた検討に入る。市場問題は、小池氏が知事就任直後の昨年8月に延期を表明してから約10カ月を経て、移転へ動きだすことになる。 小池氏としては、23日告示の都議選(7月2日投開票)で、自身が率いる地域政党「都民ファーストの会」と対決する自民党から「決められない知事」と批判を受ける中、告示前に今後の方向性を示すことで反転攻勢に打って出る狙いがあるとみられる。(2017/06/20-17: 05) 関連ニュース
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