1995年7月に東京都八王子市の 「スーパーナンペイ大和田店」 で従業員の 女性3人が射殺された事件は30日、 発生から22年を迎える。 被害者の 一人でアルバイト店員だった矢吹恵さん(当時17)が通っていた町…
1995年7月に東京都八王子市の「スーパーナンペイ大和田店」で従業員の女性3人が射殺された事件は30日、発生から22年を迎える。被害者の一人でアルバイト店員だった矢吹恵さん(当時17)が通っていた町田市の桜美林高校では29日、追悼礼拝があり、同級生らが集まった。
礼拝では、矢吹さんの笑顔の写真を前に同級生や在校生らが祈りを捧げ、賛美歌を合唱した。
参加した同級生の一人、鷹野めぐみさん(39)は「矢吹のことを思い続けている家族や友人は、どこかみんな立ち止まっている。矢吹のためにもみんなのためにも、とにかく事件を解決してほしい」と話した。
追悼礼拝を中心になって催してきた当時の学年主任、伊藤孝久さん(66)は今年3月に退職。「思いを共有する場は今後も続けたい。なぜ彼女が巻き込まれたのか真相を知りたい」と語った。
事件では、前田寛美さん(当時16)、稲垣則子さん(同47)も犠牲になった。(力丸祥子)