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南軍兵士の像、撤去相次ぐ ボルティモアでは夜間に4体

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【ニューヨーク=上塚真由】 米南部バージニア州シャーロッツビルで白人至上主義と反対派が衝突し死傷者が出た事件を受け、 米各地で、 南北戦争時の 南軍兵士の 像などを公有地…
【ニューヨーク=上塚真由】米南部バージニア州シャーロッツビルで白人至上主義と反対派が衝突し死傷者が出た事件を受け、米各地で、南北戦争時の南軍兵士の像などを公有地から撤去する動きが加速している。「奴隷制度を象徴だ」と撤去を歓迎する声が上がる一方、「歴史を排除すべきではない」と反対する意見も根強い。 米メディアによると、米東部メリーランド州ボルティモア市当局は、15日夜から16日に早朝にかけて、市内にある4つの像を撤去した。市議会の正式な手続きを経て撤去され、衝突を避けるため夜間に作業が行われた。 このほかにも、フロリダ州ゲインズビル、カリフォルニア州ロサンゼルスなどの都市ですでに像が撤去されたほか、ケンタッキー州、テネシー州などでの都市では首長が撤去する方針を発表している。 またノースカロライナ州ダーラムで14日に像が倒された事件で、警察当局は女性1人を逮捕した。 米人権団体「南部貧困法律センター」によると、南部を中心に、公有地に立てられている南軍に関する像や碑などは700体以上。2015年6月にサウスカロライナ州の黒人教会で起きた銃乱射事件を受けて、モニュメントの撤去を求める声が高まっていた。

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