福岡、 大分両県で３６人が犠牲となった九州北部豪雨は５日、 発生から２か月となった。 ３０人が亡くなった福岡県朝倉市では、 住民らが犠牲者を追悼し、 復興を誓った。 同市では行方不明者５人の 捜索を行ったが、 発見には至らなかった。 【社会】
福岡、大分両県で３６人が犠牲となった九州北部豪雨は５日、発生から２か月となった。 ３０人が亡くなった福岡県朝倉市では、住民らが犠牲者を追悼し、復興を誓った。同市では行方不明者５人の捜索を行ったが、発見には至らなかった。 朝倉市 杷木志波 （ はきしわ ） ・ 道目木 （ どうめき ） 集落の公民館前では、住民が花を手向け、犠牲になった足立 曙光 （ しょうみつ ） さん（当時７０歳）ら４人を悼んだ。今春、集落の花見を一緒に楽しんだという近くの足立栄子さん（４７）は「桜の木は流され、風景も一変した。今は４人の 冥福 （ めいふく ） を祈りたい」と話した。 男女５人が行方不明になっている同市では、これまでに自衛隊や警察、消防など延べ約５万５０００人が投入され、捜索活動が展開された。５日も、地元消防団員らが重機を使って捜索を行ったものの、不明者は見つからなかった。
