北朝鮮の キム・ ジョンウン（金正恩）朝鮮労働党委員長が韓国政府の 特使と面会したことをめぐり、 日本政府は、 韓国側と速やかにキ…
北朝鮮のキム・ジョンウン（金正恩）朝鮮労働党委員長が韓国政府の特使と面会したことをめぐり、日本政府は、韓国側と速やかにキム委員長の発言などの情報を共有しピョンチャンパラリンピック後の対応で日米韓３か国の緊密な連携を維持したい考えです。 北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長は、５日、韓国政府が派遣したムン・ジェイン（文在寅）大統領の特使とピョンヤンで面会し晩さん会を開きました。 これについて河野外務大臣は「具体的にどういう話があったのか韓国側からしっかり聞いてから判断したい。北朝鮮の『ほほえみ外交』に目を奪われず北朝鮮には非核化に向けてきちんとした一歩を踏み込んでもらいたい」と述べ、韓国側と速やかにキム委員長の発言などの情報を共有したいという考えを示しました。 政府内には、韓国のムン・ジェイン政権がアメリカと北朝鮮との対話の再開を目指す姿勢を強めていることに、日米韓３か国の足並みが乱れかねないとして警戒する見方も出ています。 河野大臣は今月中旬にアメリカ・ワシントンを訪れ、ティラーソン国務長官らと会談する方向で調整していて、ピョンチャンパラリンピックが終了したあとの北朝鮮対応についてアメリカとすりあわせ、韓国も含めた３か国の緊密な連携を維持したい考えです。
