大相撲の 元横綱日馬富士の 傷害事件をめぐって内閣府に告発状を提出するなどしていた貴乃花親方に対して、 日本相撲協会の 役員以外…
大相撲の元横綱日馬富士の傷害事件をめぐって内閣府に告発状を提出するなどしていた貴乃花親方に対して、日本相撲協会の役員以外の親方たちで作る年寄会は、春場所後に開く会合に出席して経緯の説明をするよう文書で求めました。 日馬富士の傷害事件をめぐって、被害者の貴ノ岩の師匠の貴乃花親方は、日本相撲協会の調査は公正中立ではなく、理事を解任されたみずからの処分についても法的には解任理由に相当しない、などとして内閣府の公益認定等委員会に告発状を提出しました。 また、相撲協会に許可を得ずテレビに出演し、調査結果とは異なる見解を繰り返し述べ、貴ノ岩が復帰した今場所は、医師と連絡を取る必要があるなどとして初日から数日間、会場に姿を見せず欠勤を繰り返していました。 貴乃花親方の一連の言動について相撲協会の親方たちからは疑問の声が相次ぎ、年寄会の会長を務める錦戸親方が23日午後、貴乃花親方に、今月28日に開く、役員も含めたすべての親方が出席する臨時の年寄総会の場で経緯を説明するよう文書で求めました。 錦戸親方は「疑問に答えるためにも説明をしてもらいたい。ルール、規則の中でみんなでやっていくことが大事だ」と話しています。 貴乃花親方は23日、内閣府への告発を取り下げたいという意向を明らかにし、文書を受け取ったあとには会合に出席して経緯の説明に応じる考えを示しました。