北朝鮮をめぐる動きが活発化する中、 河野外務大臣は、 韓国やアメリカ、 イギリスなど5か国の 外相らと相次いで電話会談し、 北朝鮮…
北朝鮮をめぐる動きが活発化する中、河野外務大臣は、韓国やアメリカ、イギリスなど5か国の外相らと相次いで電話会談し、北朝鮮の非核化に向けた意思は明確になっていないとして、具体的な行動を引き出すためにも最大限の圧力を維持する方針を確認しました。 河野外務大臣は、29日はイギリスとドイツの外相、30日はフランス、韓国、アメリカの外相らと相次いで電話会談しました。 この中では、北朝鮮の非核化に向けた意思は依然として明確になっていないという認識を共有し、具体的な行動を引き出すためにも最大限の圧力を維持する方針を確認しました。 また韓国のカン・ギョンファ外相、アメリカのサリバン国務副長官との会談では、来月27日の南北首脳会談と、その後に開かれる見通しの米朝首脳会談を見据え、日米韓3か国が緊密に連携し、拉致問題の解決についても協力することを確認しました。 さらにイギリスのジョンソン外相、ドイツのマース外相、フランスのルドリアン外相との会談では、洋上での物資の積み替え、いわゆる「瀬取り」など北朝鮮の制裁回避の動きを連携して阻止していく方針で一致しました。 一連の会談を終えた河野大臣は記者団に対し、「北朝鮮の非核化に向けた意思がことばだけなのか行動を伴うのか、しっかり見ていかなければならない」と述べました。