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バス事故遺族が手記 「喪失感は癒えることない」

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NewsHub大学生など15人が死亡した長野県軽井沢町のスキーバス事故から1年になるのに合わせて、事故で大学生の次男を亡くした父親がNHKに手記を寄せ、1年たっても癒えることのない喪失感を打ち明けたうえで、バス会社や旅行業界に対して安全安心を第一に取り組むよう求めました。 手記を寄せたのは、事故で死亡した東京外国語大学の西堀響さん(当時19)の父親です。この中で父親は「なぜあのツアーだったのか、なぜあのバスだったのか、なぜ死ななければならなかったのか、事故以来答えの出ない問いを繰り返しています」と記し、「響に会いたい、声が聞きたいと願う毎日」「この悲しみ、苦しみ、喪失感は深まりこそすれ癒えることはありません」と、事故から1年がたった心境を打ち明けました。 父親によりますと、響さんが大学で所属していたアメリカンフットボール部では、事故のあと、部員たちは試合のフィールドにいつも響さんの遺影を掲げ、響さんの背番号「85」を全員がヘルメットにつけてプレーしているということです。 父親は「生きていれば、今頃仲間とともに活躍していたかもしれないと思うと涙が溢れてきます」とつづり、警察から返された響さんの携帯電話に事故後も部員や友人からメッセージが届いていることに触れて、響さんがそれぞれの心の中に生きていることを感じ、大きな力になったと感謝の言葉を述べています。 最後に、事故を受けて規制の強化など対策が進められていることについて、「いくら法改正や制度整備がされても、それを順守し、安全安心に気を配らない限り事故は無くならない」と指摘し、国やバス会社、旅行業界に対して「事故を大きな教訓に『二度とこのような事故は起こさない』と肝に命じ、安全安心を第一に取り組んでもらいたい」と訴えています。

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