米上院情報特別委員会は１２日、トランプ次期大統領が中央情報局（ＣＩＡ）長官に指名したポンペオ下院議員に対する指名承認公聴会を開いた。ポンペオ氏は「ロシア指導部による攻撃的行為があった」としてロシアがサイバー攻撃で米大統領選に干渉したとの認識を示し、厳しい態度で臨む方針を示した。 ポンペオ氏はロシアについて、中国と並ぶサイバー空間の「敵」と位置付けた上で「ＣＩＡは対抗の最前線に立ち続ける」と言明した。過激派組織「イスラム国」（ＩＳ）掃討でも「何の役割も果たしていない」として、テロ対策で対ロ協力に前向きなトランプ氏との温度差を示した。 テロ容疑者に「水責め」のような拷問を行うようトランプ氏に指示された場合の対応を問われ、「絶対にない」と回答。次期大統領に従わない可能性を示唆した。トランプ氏は選挙戦で拷問の容認を一時主張していた。（共同）
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