大相撲春場所千秋楽は２６日、 手負いの 稀勢の 里が奇跡的な２連勝で照ノ富士との １差を逆転。 １３勝２敗で２場所連続２回目、 新横綱での 幕内優勝を果たした。 稀勢の 里は本割で、 下がりながらも右からの 突き落とし。 決定戦でも双差しを許す不利な体勢から逆転の 右小手投げを決めた。 千秋楽で１差あり、 直接対決で逆転優勝したの は２００２年初場所の 大関・ 栃東－同・ 千代大海以来９例目。
大相撲春場所千秋楽は２６日、手負いの稀勢の里が奇跡的な２連勝で照ノ富士との１差を逆転。１３勝２敗で２場所連続２回目、新横綱での幕内優勝を果たした。稀勢の里は本割で、下がりながらも右からの突き落とし。決定戦でも双差しを許す不利な体勢から逆転の右小手投げを決めた。千秋楽で１差あり、直接対決で逆転優勝したのは２００２年初場所の大関・栃東－同・千代大海以来９例目。
鶴竜と日馬富士の両横綱は、ともに１０勝。高安は玉鷲との関脇対決を制し、小結で１１勝した先場所に続いて三役２桁の１２勝。来場所は大関取りの場所に挑む。琴奨菊は、来場所の大関復帰を逃したが９勝に星を伸ばした。
三賞は、高安が２０１４年九州場所以来１４場所ぶり３度目の殊勲賞。入幕２場所目の貴景勝が千秋楽勝利の条件をクリアして敢闘賞。技能賞は該当力士がなかった。新入幕の宇良は、物言いのついた際どい相撲をものにして勝ち越した。
高安（たかやす、西関脇＝１２勝３敗）本名・高安晃。茨城県土浦市出身。田子ノ浦部屋。２７歳。２００５年春場所初土俵。１８６センチ、１７９キロ。１４年九州場所以来、３回目。ほかに敢闘賞４回、技能賞１回を受賞。
貴景勝（たかけいしょう、東前頭１３枚目＝１１勝４敗）本名・佐藤貴信。兵庫県芦屋市出身。貴乃花部屋。２０歳。２０１４年秋場所初土俵。１７３センチ、１６９キロ。初受賞。
豊響（とよひびき、西３枚目＝１０勝５敗）本名・門元隆太。山口県下関市出身。境川部屋。３２歳。２００５年初場所初土俵。１８５センチ、１８４キロ。
若山（わかやま、東３２枚目＝７戦全勝）本名・若山聡。千葉県勝浦市出身。阿武松部屋。２４歳。２０１１年名古屋場所初土俵。１７５センチ、１６１キロ。
