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選抜高校野球:智弁学園、覇者の貫禄…松本が完封

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○智弁学園(奈良)9-0熊本工(熊本)● 直球は135キロ前後。 智弁学園の 先発・ 松本は本来の 球の 速さではなかったが球の 切れと制球が抜群だった。 けがによる調整の 遅れを全く感じさせず、 3安打完封で熊本工打線に三塁を踏ませない。 「ゼロに抑えることだけしか考えていなかった」 。 エースの 役割をきっちり果たした。
○智弁学園(奈良)9-0熊本工(熊本)●
直球は135キロ前後。智弁学園の先発・松本は本来の球の速さではなかったが球の切れと制球が抜群だった。けがによる調整の遅れを全く感じさせず、3安打完封で熊本工打線に三塁を踏ませない。「ゼロに抑えることだけしか考えていなかった」。エースの役割をきっちり果たした。
一回裏の先頭打者からいきなり連続三振。松本はリズムをつかんだかのように躍動した。本来の最速は140キロを超えるが、数字以上に打者の手元で伸びてくる球が松本の持ち味。内角も積極的に突き、覚えたてのフォークも効果的だった。球を低めに集めて五回2死までノーヒットピッチングを続けた。
1月4日の練習始めで、右膝下を痛めてまともな練習ができない日々が続いた。歩くのもきつく、投球の軸となる右足に体重が乗せられない。本格的な投球練習をしたのは2月中旬で実戦感覚もつかめず、「インコースに投げられない」と漏らすこともあった。本番数日前でも状態は「70~80%」という中で託された甲子園のマウンド。「もう100%に近い状態。自信を持って投げられた」と手応えをにじませた。
自慢の打線は11安打を放ち、今年のチームの持ち味でもある足をつかった機動力野球も得点に結びつけた。チームに頼もしい男が復調して投打ががっちりかみ合い、連覇に向けて快調に滑り出した。【浅妻博之】

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